急遽、能古島へ一人旅。

目的地は、のこのしまアイランドパークのコスモスを見に行く訳ではなく、観光案内に掲載されていない場所。

フェリーを降りたほとんどの方は、のこのしまアイランドパーク行きのバスに乗車。
私は渡船場から左側の民家を通り抜けていく。
昭和っぽいレトロな家から、新たに移住した方であろうオシャレな家が建ち並んでいた。

磯辺公園に到着。最後のトイレスポットだ。

さらに歩いていくと、石畳のような道路に変化。

その道路も終わり、石ころだらけの海岸線になる。
満潮の時は海面が押し寄せて、進むことができない。
しっかり干潮の時間をチェック済みであった。

歩きにくい石の上を踏みながら進んでいく。
行きは、カラスが多かった。
何か建物らしきものがあった痕跡が少し残っている場所を通り過ぎる。
誰もいないから、無人島気分を味わえると思ったが、意外と船や飛行機の音がうるさかった。

事前準備として、寒さ対策をしてきた。海風が冷たかったらウインドブレーカーを着るなど。
しかし、逆に暑かった...。
日影がないから暑くて汗だく。タオルや着替えのTシャツが必要だった。
あっ! ついに見えてきた。

能古島の裏メニュー的な観光スポットのコンクリート桟橋跡である。

山側で採石した石をトロッコで運び、船に積むための桟橋。

いい感じに朽ちており、幻想的に見える。

内側から海を眺めると異世界に繋がっているような妄想をしてしまう。

ここに座ってしばらくボッ〜としていました。なぜか落ち着く空間であった。

山側には石垣が少し残っている。
YAMAP(ヤマップ)に、ここから山に登った記事が掲載されている。
残念ながらトロッコのレールは残っていなく、わずかに形跡らしきコンクリートが残っているだけだった。

「桟橋には登らないでください」と最後の道路のところに張り紙がしてあったので、土手の方に登ってみることにした。

おぉっ〜!
また見た目が変わる。

ただ足場は危険で、ここから砂浜に飛び降りるか、安全に少しずつ降りるか悩む。
ここで怪我して倒れたら誰も助けに来ないので、安全に少しずつ降りる方を選択。
ゆっくり慎重に降りていたら、まさかのスズメバチが襲来!!
動いたらいけないと思い、しばらくジッとして、スズメバチが少し離れた時に、素早く降りようとしたら、枯れ竹を踏みパキッと折れ、ズコッと転びました...。
後にスズメバチを見たら、思ったより小さく、弱っているようでヨロヨロと飛んでいた。
でも、最悪なタイミングで現れたから慌ててしまった。

改めて朽ちている箇所を見ていく。

約30分間の鑑賞は終わり。
(1回)コケ、(2回)石で足首捻りの結果でした。
渡船場からの往復は約9千歩で、ゆっくり歩いて片道30分程度でした。
行きにはなかったカラスではない動物の足跡があった。犬、鹿、猪のいずれかかな。

さて、雑魚(ざっこ)で食べて帰ろうと思ったら、本日店休日...。
ネットでは営業中になっているのにね。きっと平日はお客さんが少ないからであろう。

お魚系のお店はどこも開いていないから、仕方なく「のこチーズバーガー」を食べることにした。

フェリーに乗船して帰路へ。

またね、能古島。