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アートイベント

製作意欲が湧いてくる「現象体 無版×ファインペーパー福岡展」

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現象体 無版×ファインペーパー福岡展を拝見に竹尾へ伺った。

なにが起きるのか。どこまで行けるのか。
最新デジタル技術だから版がないからできた無数の実験と検証。
つぎつぎと生まれてくる思いがけない現象。
それらをかたちにすると?
紙らしからぬ紙。紙がわからなくなる。
これは紙なのか。あるいは。

最新デジタル技術とファインペーパーの掛け合わせから生まれる未知の現象をかたちにし、新しい紙の可能性を探る試み。

とにかく紙の限界に挑戦したのだ。

気になったいくつかの展示品をみていこう。

紙への積層

幾重にも、幾重にも、紙にインクを重ねる。積層が厚くなるにつれて、紙の上のインクは建築のように奥行きのある存在感を強めていく。平面から立体へ。新しいインクの概念が立ち上がりはじめる。

(左下)粒状に刷ったインクに同形の紙を重ね、そこに再びインクを刷り、また紙を重ねる。デジタル印刷だからできる緻密な積層。紙とインクが溶解した未知の粒の増殖。

(右下)紙の上にインクをのせるのではなく、インクの中に紙を挟み込む。紙と印刷の一般的な関係を転換する試み。インクが紙に浸透し紙らしからぬ質感が生じる。

紙の切削

薄皮をはぐようにレーザーで紙を削ぐ。ファインペーパーらしい豊かな色調の紙の断層が少しずつ剥き出しになっていく。表でも裏でもなく、断層や斜面から眺める未知の紙の姿。

カラフルな色など、色を変えて削ると新たな発見がありそうだ。

紙の細工

微細に、無数に、精密に一枚の紙をカットする。一つひとつの加工は極めて小さくても、それらが集まると紙全体の印象は大きく変わる。成立と破綻の狭間にある極小の世界に目を凝らし、新しい紙の姿を探りあてる。

一枚の紙から様々な極小の箱が立ち上がる。少しでも手元が狂うと全てが台無しになってしまう繊細な作業を実現できるのは、精緻な加工が可能なデジタル技術だからこそ。

紙の水面

透明な紙の重なり。スケルトンと紙本来の質感。同じ紙の上でありながら、その境界は異素材が繋ぎ合わされたような錯覚をもたらす。

下からライトを当てると、もっとキレイに見えるかもしれない。

発光体

蛍光イエロートナーを出力した紙を微細にカットして小さな造形を組み立てる。ブラックライトを当てると、まるで微生物が呼吸するかのようにじんわりと蛍光色が明滅する。

撮影の仕方で微生物が発光しているかのように見える。

本当に素晴らしい展示会でした。

 現象体 無版×ファインペーパー福岡展
開催期間/2018年4月9日(月)〜4月27日(金)9:00〜17:30 終了
開催場所/株式会社竹尾 福岡見本帖 福岡市博多区豊1-9-20
休/土・日

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