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日常

スノーボードの板のデザイン

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スノーボードのデザインの製品化に至るまでのお話。

ボードデザインコンテストで優勝

1996〜1997年にかけて、雑誌「SNOWing Fun MAGAZINE」にてボードデザインコンテストが開催されており、軽い気持ちで応募した。この頃、まだMacintoshを使っている人が珍しい時代。経験が浅いがMacでイラストレーターのソフトで製作した。バック・トゥー・ザ・フューチャーが好きなので、ホバーボードのイメージで作り上げた。

800点以上の応募の中から16点が雑誌に掲載され、それを見た読者からの投票で優勝が決まる。私も16点の中に選ばれ、Macでの応募は私1人だけだったらしく、他の方はすべて手描き。今でこそ、手描きの方が味があっていいのだが、当時、コンピューターでの製作は逆に新鮮だったようだ。そして、投票の結果、優勝した!

パウダースノーにハマる

スノーボードにハマっていき、たまたま訪れたショップがコアな人たちが集まるお店だった。パウダースノーを求めるボーダーが多かったのだ。今では外国人に大人気となった北海道のニセコへパウダースノーを求め、毎年滑りに行っていた。ガイドと共に、雪山を歩いて登り、滑って降りてくるスタイル。2時間くらいかけて登り、10分程で降りてくるのだ。雪崩の危険があるから、埋まった時に探せるよう、各自ビーコンという発信機を身につけていた。登る途中、雪でテーブルや椅子を作り、雪を鍋に入れて沸騰させ、コーヒーを飲んで一休み。この時の会話で親睦が深まる。

プロのスノーボーダーもニセコを気に入り、よく一緒に滑っていた。ガイドの方と仲良くて、いつの間にか合流してくるのだ。ゲレンデで滑っている時、自分でのトップスピードになり、コントロールが難しくなった時、隣に逆さになった顔があった時は驚いた。まさか、このスピードの中、隣で縦回転をキメていたのだ。

ニセコでプロスノーボーダーといったら玉井太郎さんだ。一緒に滑った時、フォームの美しさに見とれてしまった。夜は、お寿司にも連れていってもらい、すごく美味しかった思い出がある。

夏にニュージーランドでスノーボード

別のショップの方々とニュージーランドへ滑りに行った。季節が逆なので、日本が夏の時、向こうは冬なのだ。ゲレンデから見える景色が美しかった。映画の世界に入り込んだようだった。

しかし、雪質が硬く滑りにくかった。よって、話し合いの末、観光メインに切り替えた。行っていた場所は、クイーンズタウンという都市。その周辺で、バンジージャンプ、パラグライダー、高速ボートとアクティブに遊んだ。

宿泊したゲストハウスから早朝、撮影した風景。またいつか行ってみたい国。

スノーボードデザインの個展開催

いつしかスノーボードの板のデザインを実際にやってみたくなってきていた。どうやってメーカーと交渉したらいいのか、さっぱり分からなかった。そこで、スノーボードデザイン展として個展を開催した。O/Dというクラブにて開催。当時、O/Dのマンスリーのフライヤーデザインを担当していたから、了承を得た。この時はまだ次へと繋がるとは思っていなかった。

ウェイクボード到来

ボートからロープで引っ張る水上スキーの横乗り版のウェイクボードが日本にやってきた。その頃、まだ認知度が低く、やり方も手探り状態だった。早くもプロのウェイクボーダーが現れた。自分も調子に乗ってプロを目指していた。小型船舶免許を取得して、毎週練習に励んだ。しかし、回転技ができなかった。あっけなく諦めることに...。その頃、一緒に滑っていた女の子がプロまで登りつめた。スポンサーになってもらうようにメーカーに送る彼女のプロフィールを作ったりしてサポート役を務めた。今はカメラマンをやっているようだ。

テラケンさんとの出会い

ウェイクボードをやっている時に、イベントでよくプロのウェイクボーダーがやってきていた。そこで、仲良くなった通称テラケンさんこと寺田謙太郎プロに、私のボードデザインに興味を持たれた。彼はウェイクボードだけでなく、スノーボードでもプロだったのだ。そして、毎年、彼のオリジナルモデルが発売されており、それに私のデザインを採用したいとのこと。すべてが繋がった瞬間だった。

個展の作品から、テラケンさんが選ぶことになった。私が実際に飼っていた金魚をモチーフとしたデザインが選ばれた。ただ残念だったのは実際の製造過程はヨーロッパで行われ、色味の指示など何もできなかった。よって、青色の作品だったが、仕上がりは紫になっていた。

Nitroから発売

大手メーカーNitroから寺田謙太郎シグネチャーモデルとして発売。彼はパワフルに滑るから、板は固めの構造になっていた。実際にこの板でゲレンデを滑っている人を見かけた時は本当に嬉しかった。

スノーボード雑誌やウェイクボード雑誌に掲載された。

はじめての審査員

DTPWORLDというデザイン系の雑誌のコーナーで、スノーボードデザインを募集しており、その審査員をお願いされた。

アドバイスのコメントは多く書けるのだが、グッドなコメントが依頼された文字数を書けずに苦労した。はじめての審査員で、審査員の大変さを実感しつつ、楽しく審査できました。

スノーボードは大きいので、いつかスケボーの板のデザインをやってみたい。

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